20010309(fri.)
うわ、随分さぼってしまった。2週間ぶりだー。w.memo始まって以来の休息。と言っても本当に休んでいたわけではなく、すごく忙しかったのだスー。何がそんなに忙しかったのか、あとでこれを見てメモ代わりになるように書いておくのだが、
・栗Qサードアルバムのミックス、マスタリング。
・あがたさん「COBALT TARPHONIC 第二集」の録音、ミックス。
・あがたさんベストアルバム用のリミックス。
・DM制作
・ギターレッスンと体験レッスン
・栗Qジャケ写撮影
・高田渡さんの録音
・栗Qインストアライブ
あれ、書くとそうでもないな。(…)
ただ、ひと言に録音と言っても、例えば高田さんの録音はスタジオに呼ばれて演奏するだけだったので、時間もそうかからなかったのだが、あがたさんでいう録音は、自分ちでほぼ自分一人で演奏から録音、編集、ミックス、その他全部やったので、かかる時間が全然違うのだ。おまけに一人でやると時間の制限なくずーっとやってしまったりするからなあ。あがたさんの歌を何回聴いたことやら。(ちなみに「COBALT TARPHONIC第二集」は歌+稲垣足穂の随筆を朗読、20分近い作品)
それから繰り返し聴いたと言えば、栗Qの次のアルバム。これも自宅でマスタリングしたので何度となく聴いてしまった。この2週間はあがたさん栗Q、栗Qあがたさんって感じで二つの音楽がうちの中で超ヘビーローテーション。オレったら仕事遅いのかなー。うすうすは勘付いてたんだけどねー。なにせ起きてから寝るまでずっとやってたりするからな。嗚呼、妻よ、収入や知名度の差はあれど、金城くんだって、彼の日記からも分かるように、ゲームやらFlash やらにのめり込んだら、一日中そればっかりやっているようなヤツなんだよ。
えっと、こうしてパワープレイした音楽は、後になってその時の自分の感情を呼び起こすきっかけになるものだが(ゲーマーにとってのゲーム音楽しかり)、僕がゆくゆくこの栗Qのサードアルバムか、あがたさんの「COBALT TARPHONIC」を聴いて思い起こすかもしれない感情が二つある。
ひとつは、
グラフィック・デザイナーへの道 --アンカーポイント3--
デザイン業務の挫折。
この春、精力的に活動する栗QのインフォメーションをそろそろDMにして発送しなくてはとデザインに取りかかったのだが、ハガキサイズに収めるにはあまりに情報が多すぎて、CPUの遅い私の脳内デザインマシーンがクラッシュ。今回はノートン先生も使えないようで完全にリタイアすることになってしまった。情報を適度に間引いたりするプラグインが私のマシーンにはインストールされてなかったことが要因と思われる。
もうひとつは、
教壇への訓 4時限目
僕がレッスンをしている教室には体験レッスンという制度がある。読んで字のごとく、正式に入会する前に無料で一回レッスンが体験できるというもの。CさんもTさんもこの体験レッスンを経て入会してくれたのだ。が、しかし、3人目の生徒さんになるかもしれなかったOLのHさんには体験レッスン後、見事に断られた。トホホ。理由は「教室が駅から遠い」というもの。ただし、それが本音かどうかは分からない。ま、こんなことは普通に起こることだろうが、自分には初めてのことだったし、何にせよ、断られるという行為は思春期の僕チンにとってはすごくショックな出来事である。昔、東京に来て間もない頃、アルバイトしていたイタ飯屋をクビになった時もそうだったが、「ひょっとして自分はこの世の中に必要ない人間なのかもしれない」、なんて感傷的になるに充分な出来事だ。
こうやって忙しい時にはいろんなことが起きる。うれしいこと、悲しいこと、笑えること、ムカツクこと… そんな感情が音楽と結びつく。あがたさんの曲がすごく心に染みいる良い曲だったのは、この2週間の忙しさの中でせめてもの救いだった。
「そして実は地球ではなく、何処か星の世界の夜を歩いているのではないか知ら……」というタルホの詩を聴きながら僕は泣きながらミックスをしていたのでした。
遂に完成、栗Q本!!
その出版を一年半遅らせた主犯格の一人、
デザイナー竹智大先生。
3/8新宿タワーレコード 前説中の寒空はだか氏
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