20020108(tue.) 12943/X
掲示板[719 ]の続き、「気が落ち着かん病」について。
もちろんこんな名前の病気はない。たぶん、神経症とか潔癖症とか、そんな類。(ちなみに小さい頃は勝手に病気に名前を付けていた。膀胱炎のことを「ションベン病」とかね。)
で、「気が落ち着かん病」。かかったのは中学1年の時。例えばこんな感じ。先ず朝、学校に行く前に、ちゃんとカバンの中にその日の授業の教科書とノート、筆箱などがぬかりなく入っているかを確認する。それから持ち物チェック。ハンカチ、ちり紙をちゃんと持ったか。ま、この辺までは当たり前だが、制服をちゃんと着ているか、校章は付いているか、ボタンはちゃんと5つ付いているか、Yシャツもちゃんと着ているか、靴下は綺麗に履けているか、パンツは履いているか、裏表になっていないか(笑)、それら全てを指差し確認しながら入念にチェック。しかも一度では気が済まず、何度もやってしまうのだ。通学するだけでも一苦労だった。ただ今思えば、顔やら髪型の手入れは何もしていなかったな(笑)。今時の若者みたいに眉毛の手入れなんかしていたら日が暮れていただろう。
で、病気なのは学校に着いてからで、この指差し確認を学校にいてもしてしまうのだ。しかも、毎休み時間ごとに。授業が終わる度に立ち上がって、自分の上半身から下半身に向かって1つずつ、「はい、校章OK」「制服OK」「縦襟に付いている白い下敷きみたいなのOK」「ボタン5つOK」「袖のボタンもOK」「生徒手帳OK」「ハンカチOK」「ちり紙OK」「シャツOK」「ベルトOK」「ズボンOK」「パンツOK」「靴下OK」「上履きOK」「筆箱OK」「シャーペン3本OK」「消しゴムOK」「定規OK」… とやらかす。毎休み時間ごとにだ! それから、次の授業の教科書とノートを机に出して、教室の後ろの棚に置いた私物(体操着とか自転車通学用のヘルメットとか)に異変がないかを確認して、そこでやっと休みがとれる。はあ、思い出すだけで疲れるなあ。
こんなことがどれくらい続いたのかははっきり覚えていないが、近くの席の友達は「また始まった。」と笑いながら一緒に指差し確認につき合ってくれていた(笑)。
当然その頃使っていた手帳は自分の行動の詳細なメモや備忘録なんかで真っ黒け。とにかく思いつく全てのことをメモしていたような気がする。
今、冷静に分析するに、小学から中学になって生活環境が変わったことが何か起因していたのかもしれない。東京に上京したての頃も、やはり家計簿をつけたり、親に毎日ハガキを書いたり(20000105のメモ参照)していたし。
まあ、そういうわけで、今でも潜在的にその病気のキャリアであることは間違いない。発病しないためにもなるべくだらしなく生きるようにしている。
でも、こんな日記をつけている時点でやや発病していると言えなくもない。
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