20020506(mon.) 13061/X
コブラ川口義之部隊を見学に渋谷ラママへ。このライブハウスだけは(だけはってことないけど)出たことないな、オレ。
見た感想ですが、やっぱり正直言ってあまり面白さが分からない…。せっかくサインを出す人がいるんだから、もっととんでもない、サインなしでは起こりえない様な音楽が繰り広げられるのなら納得するんだけど、とんでもないこと起きてもそれがダンスだったりするのがちょっと…。
カーコさんには、「そんな出(演)もしないで、偉そうなこと言うんじゃないっつーの」「だから仕事増えないのよー」なんて言われるわけだけど、でもそう思うからしょうがない。
批判するだけではなんなんで前向きな意見をちょっと書くとするなら、ジョン・ゾーンはやっぱどっちかって言うとフリージャズの人だから、サインの種類も(理解しているわけではないが)ジャズっぽいというか、順番にソロ回すとか、入れ替えるとか、ゲリラ(?)とか、あまり音楽理論的でないというのかな、たぶんクラシックの流れから来た現代音楽なんかには、もっと音楽理論に基づいた即興のプログラムがきっと存在するのだろうけど、それと混ぜ合わせれば面白いんじゃないかと思う(もうそんな実験は何処かでなされているのかも知れないが)。
例えば、転調やら、テンポチェンジやら、4拍子で演っていたことを3拍子にしたりとか、ハネさせたりとか、応用として、一部の人のみ5拍子でとか、一部の人のみマイナーでとか、または全員がベロシティだけ下げるとか、デュレーション(音の長さ)を150%増しとか、そうだ、ようはシーケンサーのメニューにあるようなことをパソコンのキーを打つかわりに指揮者(プロンプター?)が指揮して、ミュージシャンを機械の様に操る。
んー、誰でも思いつきそうな意見だけど、つまり、最初から言っているように、もうちょい理論的な変化が起きてもいいのではないか、いや、良い悪いではないな、オレだったらそういう方が好き、楽しいということのようだ。
もし自分がコブラに参加するなら、少人数でやってみるとか、叫び声じゃなくちゃんとボーカルのあるのはどーかとか、他にもアイデアやら言いたいこと演りたいことはたくさんあるのだけど、もう長くなったのでこの辺にして、結論としては、こんな頭でっかちなうちは楽しく参加できるはずがない、ということが分かりました。川口くんありがとー。
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