20020829(thu.) 13176/X
栗コーダー(栗原くん多忙につきトリオ編成)で劇団キャラメルボックスの次回公演用の録音。笛だけなのでウチで録ってしまおうってことになったのだが、演出家や役者の人が立ち会いたいというので、急にスタジオ営業気分に。ただそうなってくると、ウチにはちゃんとしたモニタースピーカーがない。なにせラジカセしかない。いくらマスタリングスタジオにもあるような立派なラジカセだとはいえ、この大きさじゃハッタリが利かない。慌ててスピーカー選びに渋谷のロックオンカンパニーへ。結局試聴した内もっとも気に入ったKRKのV4の在庫がなかったので、今日はいつものラジカセで場を凌いだ。いや、あれですよ、仕事の内容はしっかりしてますから、これを見ている関係者のみなさん、誤解のないように。
というわけで、モニタースピーカー聴き比べ評。
KRKのV4
小さいボディながら、ほどよく低音が鳴る。かと言って人工的な感じもしない。クラブ仕様なスピーカーを得意とするメーカーだなって感じ。ただこのシリーズはそれだけじゃなく、ちゃんと解像度も高いので、かなりバランスが良い。
FOSTEXのNF-01A
V4よりハイエンドはかなり伸びていて、モニターという用途だけ考えればとても優秀。でも低音が今ひとつ鳴らない。中低域が平ぺったいといのうか、その辺が春に売り払ったYAMAHA 10Mに若干似ていて、リスニング用と考えると面白みがない。クラシックとかアコースティックものにはいいのだろうけど、そうなってくるとJBLとか他にもいろいろ選択肢があるだろうしな。
GENELECの1029A
PowerBookG4でモバイル録音なんかするんだったら、この製品のチタン色のやつを買うのだけど、前の2つに比べるとちょっと高額。それどころか聴き比べると随分抜けが悪いじゃないの。世代交代かな?
……
で、栗原くんのいない栗コーダー録音は初めてだったのだけど、随分のどかな味わいが出てしまったようだ。
……
あと、今日は川口くんには別の仕事でフルートも吹いてもらった。ウチのスタジオ大繁盛の一日。
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