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ウラ↓

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20021130(sat.) 13269/X

人を引き留めるって行為。

打ち上げなんかする時、「もう帰る」と言う人に「もう一軒行こうよ」とは決して言えない。本当はその人の気持ちは微妙で迷っているかもしれず、誘われればつき合ってもいいくらいに思っているかもしれないのに。

同じように「ギター教室を辞めようと思っています」という生徒に「せっかくここまで来たんだから、もうちょっとがんばろうよ」とも言えない。「じゃ事務所で退会手続きをしてね」ってなもんだ。なんて冷たい先生なんだろう。

人を引き留めるって行為は、結局その人に対するプロポーズといっしょなので、それなりの愛情や勇気がないと出来ない。俺には全く足りない部分だ。

というわけで、ギター教室の生徒Cさんは、一度は辞めると言い出したものの、俺ではなく、自分の家族に引き留められ、やはり続けることになった。

20021129(fri.) 13268/X

3日間でマチネを含めて全5公演、指輪ホテルの舞台「nowhere Girl」に生劇伴プレイヤーとして参加。9月の時と違って今回は回数も多く、ある程度みっちり出来たので、いろいろと気付くことも多かった。

芝居は生ものなので毎回尺が違ってくる。アドリブが許されない脚本みたいで、予定より長くなることはないようだが、役者がセリフに慣れる分、全体的に詰まって短くなってくるようだ(もちろん例外のシーンもある)。当然、同じ曲を同じようなテンポで演奏しても、微妙にセリフとの噛み合わせがズレてくる。注意深く神経を使って絶妙な間で音符を置いていく。劇伴じゃなくても、周りの音に注意深くあることはとても大事なことなので、その訓練としてはもってこいだ。

ただ、役者の人達も音に気を使っているので、こちらがあまり気を使いすぎると、お互いお見合い状態になって、「でえ…、ご趣味は?」みたいな、もどかしい空間が出来てしまう。そう考えると、劇伴は既成の録音物を使った方が、単純に間合いをとることに関しては演じやすいのではないだろうか。逆に言えば、映像などの録画物に演奏は合わせやすい。どちらか片方が生ではない方が、オナニー的な自己快楽は得やすいのだと思う。相手がグラビアではなく生身だとなかなか気持ちよくなれないものだ。ただ、その先にあるお互いのグルーブが噛み合った時の快感はやっぱり生にはかなわない。だからみんな生でセッションしたがるわけで…。

(えと、なんか微妙な例えが続いてますが面白いので続けます。)最終日の打ち上げが、お見合いでいえば、「じゃ若い人は若い人同士で」ってとこになってですね、で、次の12月の公演が、「日を改めてのデート」って考え方はどうだろう。このお見合いがうまくいくことを願います。

あ、そっか、 なんでこんな例え話になってるのかなって、自分で書きながら考えていて、たった今気付いたのだけど、本番中、ギター1本で演奏するシーンがあって、その時も音楽監督のキューに合わせながら演奏していたのだけど、その感じがなんとなく、セックスに監視が付いているような感じだなあ、と思っていた自分がいたようです。どうやら。だから公演の途中からそのキュー出しがゆるくなってきて自分なりに動けるスペースが出来た時に、ちょっと気持ちよくなったもん(笑)。ん?待てよ、むしろ監視付きの方が快感を覚える人もいるかもしれんなー。

音楽監督である栗原くんは演奏以前に曲も作っているわけで、そういう意味では快楽も疲労も人一倍だったことだろう。最近変拍子に凝っているのか、5や7の奇数割りのフレーズが多く、演奏する方はちょっと大変だった。役者の方々はその変則プレイをどう身体で受け止めたのだろう。

20021126(tue.) 13265/X

国民のみなさんのネット回線速度が現状どんなものなのか? ものすご〜く知りたい、いや、知る必要があったので、U5さんにお願いして、ワツニュ内でアンケートをとってもらっている(ケショネア Q.045)。思ったよりADSL浸透してるんだな〜。あと100メガの人ももういるんだ〜。いいな〜。肉体を必要としない仕事だけならほんとに何処に住んでいてもいい時代がすぐそこまで来ている。のかな。

……

明日から指輪ホテルの舞台。入り時間が朝9時ってウソのようなホントの話だけど、やっぱ音楽シーンとはあきらかに違う何かがあるんだよなー。

20021125(mon.) 13264/X

今日はエンジニアとして出張。指輪ホテルが本番前最後の稽古をしている都内某区民センターへ。まさかこんな場所にNEVEのヘッドアンプが持ち込まれて、ハイクオリティな録音が行われているとは、卓球室の若者も、社交ダンス室のおば様方も、囲碁部屋の老人達も気付いていないだろう。せいぜいベリンガーくらいに思っているだろう。演奏や創作活動じゃないこういう裏方っぽい仕事もたまにやる分には気持ちが切り替わっていい。決して嫌いではない。栗原くんも栗楽屋に書いていたけど、デリバリー録音屋でも始めてみるか。

20021124(sun.) 13263/X

カーコさんが石鹸を作っている。苛性ソーダを使うのでかなり危険なんだそうだ。油と混ぜている最中にそれが肌に触れでもしたら大火傷してしまうらしい。固めてしばらくの間もちょっと触れただけで手があっという間に荒れてしまう(実体験済み)。これを6週間ほど置いておくと、あら不思議、肌にすごく優しい石鹸に変化するのだそうだ。これが本当だとすると、毒と薬が紙一重なことをすごく分かりやすく象徴していると言える。

同じように、天才と狂人、好きと嫌いも紙一重(実体験済み・愛憎表裏一体と言うもんね)。気持ちよさそうに喉をグルグル言わせている愛猫マルオさんも、あまり撫ですぎると気持ちよくなりすぎて突然噛みついてくる(動画が撮れたら証拠物件としてアプします)。腐りかけの食物が美味かったり、破れかけののスネアが良い音したり(微妙に話ズレてる?)、どこで一線を越えてしまうのか? それを見極めることが世の中を上手く渡っていくコツな気がするなー。光が闇で出来ていることがはっきりと分かった瞬間、人は光明をえるのだそうだ。ふーん。

……

指輪ホテルの稽古。栗コーダーといっしょに音楽で関わっている田中亜矢さんの歌声がいい。なんか、こー、聴いてて頭がよくなるような歌声というか。今回の公演では会場の都合でピアノ弾き語りが聴けないのが残念。

20021122(fri.) 13261/X

みんとりちゃんのCM仕事でマニュアル・オブ・エラーズ事務所へ。みんとりちゃんとはすごーく久しぶりに会った。Herb Alpertっぽいトランペットが入ったお洒落〜な曲だったけど、これでクライアントのお役人もあか抜けるといいっすね。

マニュエラ社長兼本日のエンジニア山口くんと、所属アーティストのあらきんも事務所に居合わせたので、明日が誕生日のマネージャー三宅さんを祝い、5人で中華。もう同窓会みたいなもんですね。山口くんが「ベトナム帰りの妻がフォーを食って帰ってくるかもしれないから、俺も食っとこ。」とか言ってるのが泣けますた。

20021120(wed.) 13259/X

指輪ホテルのリハーサル。9月の公演時は私事でドタバタして迷惑をかけてしまったので、今回はしっかりやらなきゃなんだけど、まだ台本が半分くらいしかないぞ。曲もないぞ。大丈夫なのか。またドタバタすんのか?

20021118(mon.) 13257/X

最近、いろんなことで微妙にちょっとずつ運気が落ちている気がする。きっと今月の星占いとか見ると悪いこと書いてあんだろなー。暇だったので新しいソフトをインストールしたらパソコンが調子悪くなった。これもなんだか不景気の悪循環みたいなのを象徴してるよなー。寒くなってくると身が引き締まってその分余計な考え事とかしませんか? 冬の好きなとこでもあるし、嫌いなとこでもある。やっぱ死のイメージなんだろうな。

20021117(sun.) 13256/X

「歩」をひと駒ひと駒進めるような、そんな渋い自宅作業を続けている(将棋は出来ない)。華々しい舞台からは(そんな時代があったとすれば)随分身を引いたけれど、確実な一手を打つ。これも立派な業績(になること希望)。

20021115(fri.) 13254/X

最近ちょっとゆとりがあるので、ネットでVSTプラグインを釣りあさる。フリーのものだけでもすごい数。しかもWindows用となるとさらに半端じゃない数に。「音楽やグラフィックはMacで」というのはもう過去の話だ。

で、散々ダウンロードしたはいいが、中には既に所有しているものも複数あって、これらをどう整理するか、すごく悩まなくてはいけなくなる。だぶっているやつはハードディスクの節約のためにも処分して、ワンアイテム一個だけ所有。これが一番気持ちはいいのだけど、まずシャーロックなんかで同じものをひとつづつ検索するのが面倒だし、過去にダウンロードしたやつは、その当時のフォルダーにも入っていた方が、直感的に探しやすかったりもする。たぶんこの辺は「超整理法」(読んだことない)にも詳しいと思うが、だいたいのものは時間軸にソートしておいた方が、後で検索しやすい。時間だけが人間が自由に行き来できない絶対的な軸になるから、かな?(お、いいとこに気付いたかも。)

あと、一度CD-Rなどにバックアップをとったアイテムの続きというか、仲間を増やしてしまった時、これがまた、次はどうバックアップをとるべきか悩んでしまう。やっぱり同じグループはまとめてひとつのメディアに収まっていた方が圧倒的に便利なので、過去のものとマージしてバックアップしなおすことになるのだが、だからといっていらなくなった過去のものを捨てるかというと、これがまた簡単には処分できない。理由はさっきと同じで「あれはあそこ」という脳内リンクが切れてしまうのを避けるため。あとは環境問題とか。あ、でも、そもそも環境問題とか考えている人は R にはバックアップをとってはいけない。断然、追記型、もしくは書き換え型(RW、RAM)。そういえば「捨てる!技術」という本もあったな(これも読んでない)。

そうそう、「あれはあの辺に置いた」という脳内リンクでモノを管理していると、部屋が散らかりやすい。むやみにモノを動かせないからだ。たぶんそういう人はパソコン上のデスクトップやブラウザのブックマークなんかも散らかっているに違いない。パーソナルコンピューターっていうくらいで、その人の性格がHDDやRAMに刻み込まれているのだ。

とかなんとか、思いつくままにここまで書いたけど、整理法とかの話は奥が深そうなので、本でも読んだあとに改めて書いた方がよさそうだ。とりあえず今日の意見ってことで整理しないままアップ。

20021114(thu.) 13253/X

コーヒーメーカーを買い換えた。直接魔法瓶にドリップ出来て便利。しかも5杯までいける。冬場の自宅作業の効率アップに一役買ってくれっかなー。なんつったって寒くなると1日10杯以上コーヒーを飲む。

あとは味わいのある音で豆を挽いてくれるミル機が欲しい。ウチのはうるさい。

20021112(tue.) 13251/X

おとといの日記で、立ち読みしたというのは、ホフ・ディランの活動休止記事。日本のレノン&マッカートニーって感じの素晴らしいコンビだっただけに残念。

で、御大ポールはただ今、来日公演中。90年の来日の時にかぶりついて観たので、今回は行く予定じゃないんだけど、ウクレレで弾き語る「サムシング」、ちょっと聴いてみたいなあ。

20021111(mon.) 13250/X

はてなアンテナが便利すぎるので、もうここがネットブラウジングの拠点にならざるを得ない。自分が登録しているサイトは今100件くらいあるのだけど、そのうち70件は楽器や音楽に関するサイト。残り30件が友人知人のサイトなんだけど、それもほとんどミュージシャン関係。音楽と関係ないサイトといったら今住んでいる町と実家の「まちBBS」くらい。自分がいかに立派な音楽オタクであるかが分かる。

……

二年前の誕生日に買ってもらって数えるほどしか履いていないクラークスのデザートトレック(その時いっしょに買ったビルケンシュトックのパサデナがあまりに履き心地がいいもので)に、こともあろうに黒い油がべっとり着いてしまった。大事にしてたまにしか履いてなかったのによー。何とかならないかとネット検索したら、靴の修理屋さんのこんなページを発見。とにかくものすご〜く詳しいし、なんだか気合いが入っていて良い。ここのQ&Aで読んだ、消しゴムで擦ってみる作戦を決行してみたところ、ダメだと思っていた汚れが8割くらい落ちた。うん〜、ネットってやっぱり便利だな〜。

20021110(sun.) 13249/X

二日酔いならぬ二日弾きで、今日になって左手人差し指が痛い。どうやらちょっと深爪してしまったようだ。あと、尾てい骨も痛い。この症状が出始めたのは、やはりいさ子ちゃんのライブ、あれは確か、2年半前の円形劇場のライブの後からだったと思う。原因はよく分からないが、座ってギターを弾いた後に痛くなりやすい。家にいてもたまになる。本屋で長時間立ち読みした時にもなる。あと、本屋で立ち読みした時は横腹も痛くなる。ただ立ち読みしているだけなのに、いろんなところが痛み出す俺…。一度整体にでも行っておいた方が身のためかもしれない。

20021109(sat.) 13248/X

さねよしいさ子 @ 吉祥寺 Star Pine's Cafe

自分が過去にやったライブの中で2番目くらいに悪い出来だった。その出来、不出来の順番が何で決まるかというと、歌い手さんのライブ中、ライブ後の表情や態度、話などから推察するところの満足度、充実度。当然、歌い手さんが気持ちよくならなければ、演奏している方もそれは同じになる。共演は饗宴には至らなかった。

けっして演奏自体が悪かったというわけではないようで、アンケートは普段同様ほぼ100%好意的な意見だった(ま、アンケート自体、好意的な人しか書かないという罠はあるけれど。いや〜、しかしなんだな〜、二度目のアンコールでドラムの久下さんが飛び入りして、いさ子ちゃんと二人で一曲フリースタイルな演奏をやったのだけど、アンケートはだいたい最後あたりにやった曲の印象が書かれることが多く、案の定「久下さんすごい!」なんて意見が多かった。なんだか本編(二日間のリハ+SE やらを仕込んだ労力含む)を全部持っていかれたって感じだ。ま、これも含め、実力不足は否めないってことか。くっ…)。関係者に話を聞いても印象は悪くない。なのに、何故そんなにやっている側が満ち足りなかったのか?

細かく分析するのは馬鹿らしいかもしれないけれど、ライブでは非常に些細な出来事が積み重なって気持ちが乗りきれないということもよくあるので、思い当たることをいくつか書き出してみる。

・モニタースピーカーの出音があまり良くなかった。
・お客さんの反応がイマイチ乏しかった。
・1曲目から緊張感の高い曲をやって、しかもちょっとミストーンなんか出したもんだから弱気になった。
・これに限らずやはりリハ不足が否めず、リズムが噛み合わない曲があった。
・サビ前のドミナントコードのベロシティが弱く、サビが景気悪くなった。
・メンバー3人ともベースを弾いたこともあり、楽器の持ち替えが煩雑になり、何度か微妙な間が開いてしまった。
・3つの朗読に当てたBGMはどれも雰囲気を打ち合わせた以外はインプロだったのだが、それがいさ子ちゃんのお気に召さなかった?
・個人的には、仕込んだSEを出したり、スチールパンを叩いたり、ベースを弾いたり、本業であるはずのギターもグレッチのチューニングが合いづらいことで足が地に着いた演奏が出来なかったりと、全般にとっ散らかってしまった。
・あ、それから当日のリハでいきなり1曲目がギターからキーボードに変更になった。いさ子さんがリハの時に「なんか気持ちよくなーい!」って言うもんだから、手元にあったiBookをキーボードで鳴らしてみたら、「それよそれ!」ってことになって、うっ、やらなきゃよかった。だって過去にもライブで鍵盤演奏をしたことなんてほとんどないのに、いきなり練習もせず弾いて、緊張しないはずがない。
・あと、非常に細かいとこでは、トラックパッドでのSEフェードアウトで、思ったカーブが書けなかった。

とかなんとかあったのだけど、やっぱり総じて一言で言うなら、全体にグルーブが出てなかったってことかなあ。

しかし、これらは全部演奏に関する問題点で、これ以外に精神的な側面というのもライブにはたくさんある。

彼女は歌うことを通じて、たぶんだけど、孤独とか恐怖とか痛みなんかと無縁な世界に行きたがっているのだと思う。歌っている最中に覆われる光、あるいは舞い降りてくる天使、表現はなんでもいいけど、それらに包まれて、孤独とか恐怖とか、そういう闇を消し去りたいのだろう。だけれど、どうしても演奏と演奏の合間にはMCという間があって、そこにはお客さんやメンバーとの現実的なコミニュケーションが待っている。つまりそこで意思の疎通がうまくいかないと、やっぱりまた陰が現れてきて、また孤独になる。ライブはそれを繰り返しながら昇天していくドラマみたいなもんだ。だからたぶん彼女に必要なのは、光を放つミュージシャンももちろん大事だけれど、陰を見せないミュージシャンというのが、それ以上に大事な気がする。それくらい器のでかいミュージシャン。分かりやすく言えば、MCの間も彼女のフォローをしてくれるようなミュージシャン。絡みやすい話し相手。もっともっとぶっちゃけて言えば、どんなに上手いミュージシャンよりも、全てを受け入れてくれる彼氏とやる音楽。極論すれば、それ以外に彼女を満たすものはないように思える。それには今日の男3人の今日の力量ではあまりにも力不足だったってことかなあ。普段聞いているような極プライベートな話までステージ上で飛び出す始末で、なんだか、そんな場所まで降ろさせてしまった自分がすごく情けないというか何というか、その瞬間に萎えてしまった事実。それに久下さんの登場だって、今思えば「卒業」のダスティ・ホフマンみたいだったし。いや〜、なんだか、惨めだー。

という具合に、精神面での葛藤みたいなものがステージ上のメンバーたぶんそれぞれにあって、結果、天使は舞い降りず、なライブになってしまったというわけです。ふー、長くなった。

……

ちなみに上の条件で過去のライブワースト1位は、その昔ハイポジで大阪、中之島公会堂で行われたイベントに出た時のライブ、かな。

20021108(fri.) 13247/X

Rom-chiaki ライブ @ 下北沢 Club QUE(The Pillows関係のイベント)

本番前のリハの時、ギターアンプからブーというノイズが出るのでエフェクターを一個一個外して何が悪さをしているのかトラブルシューティングをしたら、ACアダプターがどーも悪かったみたいで、結局、全部電池でやることにした。ただでさえイベントでリハが押していてドタバタしていたのに、俺もそんなアクシデントがあったもんだから久しぶりに冷や汗をかいてしまった。

実はこの手の本番前のハラハラというのは自分の一番の強迫観念になっている。何故一番かというと、本番寸前になってもセッティングが出来ていない(弦を張ってないとか、ケーブルが足りないとか、まさしく今日みたいにエフェクターがちゃんと繋がっていないとか)という夢は自分の見る悪夢のなかでもっとも見る回数が多いからだ。ああ、これでまたしばらくはこの夢を見続けることになるのかー。

本番では久しぶりにエレキギターを爆音で唸らせた。ニール・ヤングの「I Believe in you」をカバーしたのだけど、グレッチはさすがにハマるなあ。でもチューニングが合いづらいのでステージで使うのはちょっと難しいな。

あと、久しぶりにステージ最前列のお客さんが苦しそうな顔をしているのを見た。ギュウギュウに混み合った会場だと、後ろから押されて、お腹がステージの角に食い込むんだよねえ。せっかく好きなアーティストを近くで見ようとがんばって最前列に来ているのに、そんなへのへのもへじ顔をしていたら、アーティストの目にも留めてもらえないですよ、若人の皆さん。

久しぶりに音圧高めのライブだったので客観視できるほどの余裕がなかったのだけど、なんか本番はロムちゃんはじめみんなすごくいい感じだったのではないですかねー。

20021107(thu.) 13246/X

久しぶりにカセットデッキの電源を入れたら、なんだかモーターがいかれた様な音がしている。なんだよ、噂のソニータイマーっちゅうのは使ってなくても回ってるのかよ。それともコンセントを挿してるだけでもダメっちゅうことかい? 過去の遺産さえなければ、もうカセットテープなんていらないわけで、それらをCD-Rに焼いておこうとここ何年も思っているわけだけど、なかなか出来ないよなー。パソコンに録り込む時に音質やらピッチのことで気を使うのが想像しただけでもすごく大変。というわけで、たぶん次の引っ越しでも段ボール3箱分くらいのカセットテープはそのまま平行移動することになるだろう。

20021106(wed.) 13245/X

さねよしいさ子リハ最終日。通し稽古は完奏ならず。

リハ後、売れっ子の斉藤くんは吉祥寺でライブ。川口くん、いさ子ちゃんとにわか追っかけになってみた。

マンダラ2に着いたら、関島+桜井デュオの終盤。でも大好きな「てぶくろ」が聴けてよかった。良い曲だなあ。

斉藤くんが出たのは、その対バンであるところの、栗原+イトケンデュオの客演として。この3人でつい先日までやっていた、かわせみ座の劇伴曲を取り入れるつもりだろうと推測していたら、案の定というか、それしかやらなかった(笑・一曲目以外)。下に書いた自分の意見は当たっていたようだ。あれは劇伴というより、コラボレートだったのだなってことがよーく分かった。

20021105(tue.) 13244/X

さねよしいさ子リハ初日。今回は川口くん、斉藤くんを誘って3人でバックバンド。意外にも二人ともいさ子ちゃんのサポートは初めてみたい(川口くんは栗Qでならある)。

いさ子ちゃんは音楽理論はほとんど知らないのだけど、音感がいいから何処にどんな音が鳴っていてほしいかちゃんと意見を持っている。実際それだけで立派なデモテープを作る。さらには、メンバーが誰であれ、曲に求める力強さや繊細さなどのパラメーターは一定なので、どうしてもドラムやベースくらいの音圧が必要になる曲もある。上手いミュージシャンは普段の自分の担当楽器でそれに見合う演奏をするのだろうけど、短い準備期間、またはミュージシャンのタイプによっては、実際その楽器に持ち替えた方が早いってこともある。

と、ここまではやや認識甘めの意見で、たぶん本当は、気持ちよく歌えればどんな演奏でもいいのだと思う。いかに邪念が入らず曲に入り込んで気持ちよく歌えるか。いかにハイになれるか。いかにラリれるか。極端に言えばそれだけが人生のテーマにも見える。

たくさんの歌い手を知っているわけではないが、だいたい俺の関わったことのある人達はこれに似ている。

さて、あと5時間のリハでどれだけミュージシャンのアイデンティティーといさ子ちゃんの快感が饗宴できますでしょうか?

20021104(mon.) 13243/X

関島さんアレンジの大工哲弘さんの録音にスチールパンで呼ばれた。それもテナーパンと、ミニスチールパン(Gペンタトニック)の2種類で。どちらも人にもらったものだけに、そんなので仕事させてもらって、何というか、ありがたいかぎりだなー。もっと練習しよっと。慣れない楽器は楽だなあ。でも高いお金出して買ったギターやマッキントッシュも黒字にしないとなあ。

……

夕方からロムちゃんリハ。ZOさんギターにテルミンがくっついた、その名もZOテルミン(だったかな?)をフェルナンデスからもらったらしく、「これ弾いてみて下さい。」と手渡されたので、とりあえずムーンリバーをやってみた。左手でコード弾きながら、右手でテルミンでメロをやるわけだけど、想像しづらいでしょ?

20021103(sun.) 13242/X

かわせみ座の「残照」を天王洲アイルのスフィアメックスへ。かわせみ座を見たのは2度目だけど、ほんと人形操るの上手いよなあ。人形はまるで生きているようだし、役者の人はまるで人形みたいだし、なんだかもう。

栗原くん、斉藤くん、イトケンが奏でる劇伴も三人とは思えないほど音色のバリエーションが豊かでよかった。たぶん足なんかを使って、勝手に音を出してくれる人形でも操っていたのだろう。

でも自分はミュージシャンだからか、どーも生演奏が気になって、うまく芝居に入り込めなかった。だって普通のライブと同じくらい情報量が多いんだもん。人形の動きひとつ見ているだけでもものすごい情報量なのに、これじゃ自然に見れるようになるのに、もう何度か見ないといけないよ。

……

表参道のスパイラルに移動して、川瀬くんの第3回SICFグランプリ受賞記念の個展へ。その受賞作を発展させたオブジェ(?)がクールな空間を作りだしていた。こちらはどちらかというと、そぎ落としの美学というか、音と音の間、あるいは光の中の闇が作品になっているものだった。なのに、すぐ隣のスペースからクラブミュージックの4つ打ちがガンガンにもれてきて、あれじゃ台無しだ。

……

原宿まで歩いて、新宿に移動して、伊勢丹のデパ地下でお総菜を買ったり、秋物ジャケットは結局探せず終いだったり、回転寿司を3皿だけ食べることに成功したり、と俺にしては随分活動的な1日だった。

20021101(fri.) 13240/X

ライオン・メリーさんのライブをEgg Siteへ。個性派ぞろいのサポートメンバーがサポートの枠を越えて、歌にMCにやりたい放題。そこいらのバンドより全然バンドっぽいな。やー、楽しかった。どんなに派手な髪型や衣装で歌いまくろうとも、客観的に自分が見れてしまう人は、本当のカリスマにはなれないのかなあ、とかそんなことを見ていて思った。褒め言葉でもけなし文句でもありません。メリーさんの著書「ソガイカン」も読んでみたい。

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