20030425(fri.) 13415/X
活弁士が活躍した無声映画全盛の時代、チンチン電車が走る甲州街道の脇、今でいう初台のオペラシティ辺りにあった幻の映画館「海蛇座」。その一夜限りの復活。
そんな設定の「海蛇座」というイベントは、要はるりちゃんとあがた(森魚)さんのジョイントライブだったのだけど、活弁士と幕間の色物の二役で登場した(寒空)はだかさんのプロフッショナルな仕事っぷりが素晴らしく、とても気品高い催しになっていた。サッチモが歌う「赤色エレジー」ネタが今日ほどウケたことはないんだろうな。
るりちゃんとあがたさんのライブがよかったことは言うまでもない。純正律よりも遙かに心地よいピッチ感で歌う二人の肉声を聴いていると、人を惹きつける音楽とは何なのかということをつい考えてしまう。
オレも、ギターのケーブルが抜けてもそれに気付かずに何曲も弾き続ける、くらいにならないとなあ。
終演後、会場で会った知久くんに「栗コーダーにイトケン入ったんだって?」と言われた。誰だ!そんな楽しそうな話を広めたのは?
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