20031011(sat.) 13584/X
C-38 一本勝負@初台DOORS
演芸場などでよく使われているSONYのC-38というマイク(漫才コンビの真ん中に立っているマイクと言うと分かりやすいですかね)、それ一本だけでライブをやろうじゃないかっていうイベントに川口近藤ユニットで出演。
随分前に誘われてはいたのだけど、出るって決めたのが一昨日くらいだったのでリハは楽屋でちょちょっと合わせたのみ。ま、3回目のステージともなると余裕ですわ(ウソだけど)。で、本番の内容はまあそこそこだったかなあ。あんなもんだろ。
で、それはまだよかったのだけど、僕らの前の出演者がパーカッションのMassA(佐藤正治)さんで、知り合いだったもんだから、「二人でセッションでもやろうよ。」と誘われてしまって、本当にぶっつけ本番でインプロをやることになったのです。あわわ。それがジャンベ対ウクレレなんですわ。マイク一本なんですわ。マサさんってのは全身バネみたいなアフリカーンでネイティビーな人で、車を買う時に車体を隅々までマレットで叩いて、文字通り「打診」してから選ぶっていうくらい、叩きまくりな人なわけですよ。うー、太刀打ち出来るのかあ…と不安が募っているうちに呼び込まれちまいました。
マサさんがお客さんに「なんかお題をちょうだい」と無理強いして集まった、「ドア」「亀の子だわし」「月」という単語から「じゃ、古い民家のドアを亀の子だわしで擦ったら穴が空いて、そこから満月が見えた、みたいな感じでやってみよう! せーの!」って来たもんだから、もう訳も分からずとにかくなんかウクレレを掻き鳴らしまくったのです。演奏のことはよく覚えていないけど、今まで所謂セッションなんてものを一度もやったことがないオレにとって人生最大のピンチだったことは確か。
なんだかイベント全体を通して夢でも見ているような状況だったなあ。加藤(千晶)さんと青山(陽一)くんの弾き語りを見れたのが今日のギャラ代わりかな。
ところでセンターに立っていたマイクってC-38じゃなかったような気がするのはオレだけ?
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